本日、狂犬病のお注射。だるい。
でも、渡うずから一年経ったのね・・と実感してみたり。(於・予防接種)
アル・ゴアさんの「不都合な真実」を観た。(やっと!日本経由で・・)
すごく、おもしろかった。
いろいろ議論の余地は残るissueではあるけれど、改めて気が付いたのは、自分の価値観とか生き方(大袈裟だけど)みたいなものに、日々向き合わなくちゃなあ、ということ。
アル・ゴアさんが講演でわかりやすくみんなに語りかけるのは、自分の生活の延長が、融ける氷河と溺れる北極熊につながるということ。
そうだね。
でも、実際には、私がお買い物バッグを持って、バザールでfood mileの少ない食べ物を買うことで、例えばアラル海が元に戻るかといえば、そんなに単純な連鎖ではないのかもしれないのだけれど、少なくとも「自分の生活スタイルによって、何に手を貸しているのか」ということに、きちんとawareでいたいな。
自分は何を大切だと思うか。何を選んでいるのか。そのために具体的に今日、これから、何ができるのか。
その人が、何を大切に思うのか、っていろいろ違うと思う。
例えば、私は援助ワーカーなので、ゴアさんのフィルムを見ていても、自然災害の被害も「不公平に分配」されていることが、ものすごく気になる。社会の中でmarginaliseされた層(それは貧困層であったり、少数者であったり)が、自然災害のような一見誰の頭の上にも平等に振りかぶってくる災難に際して、より脆弱だ。
思い出した。Katrinaのbreaking newsをウガンダ人のSeraphine兄と見ていた時。「ニューオーリンズは、アフリカだっけ?」とS兄が言う。アフリカ系の人口は他の州よりも多いだろうけど、それにしても避難所で厳しい生活により長く強いられている人々といえば。
もしくは、ハイチの人的被害は、合衆国のそれよりも、ずっと深刻になっていたのは、どうしてなのか。
そういうことが、私は気になる。
自分が気になることは、知りたいし、知ったことを分析するためには、正確な知識に基づいた確かな視座が必要で、そのために、できることはたくさん。本を読む、論文を読む、実際にフィールドに出て、手を動かして働くこともそうだし、たくさんの人に会って、議論をしつつ山羊を食べて、夜通しビール飲んだりするのなんかも。
自分は何を大切だと思うか。で、そのために何ができるか。そのちっちゃなことの積み重ねの毎日が、「生きている」ってことになるのって、理想だな。
もう一つ。アル・ゴアさんの提案でぐっときたのは、具体的なヴィジョンを持つこと。
実行可能なnext to do を明確に持つこと。
なので素直に始めます。
つまりは、こういうこと。
実は、のんびりきれいにネイルを塗りながらこのDVDを観たのだけれど、薄ピンクにつやつや光る爪も、ふわふわの髪の毛も、あまい花の匂いの香水も、私の価値観ではhappyなことなので、大切なお楽しみとして許しちゃうけど、ペットボトルの飲みものは止めて(水筒生活)、エアコンもなるべくつけない、なるべくその土地で採れた野菜と果物を、必要なだけ少量食べて、肉類は極力食べない。できれば石鹸を使うし、洗剤は少量。fair tradeやorganicの選択肢があれば、そちらを選ぶ。
お買い物は大好きだけど、一度買ったものは、大事にずっと使う。でも「いつかは良いもの買って(すごく高くても)一生ものに」なんて言っていると、なかなか実行に移せないから(えへへ)、安物でも、ほんとうのお気に入りは宝物!になっちゃうもの。
まずは、自分の好きなもの、をちゃんと選べるようになりたい。これなら、今でもいつでも、できること。
自分は何が好きで、何を大切に思うか。
self-absorbed にすぎる気もしないでもないけれど、自分で選んだ、ていう責任を持つことって、最初の大事なことだよね。
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